着物を着ることによる心理的効果について説明します

着物の一番の魅力は、外側だけでなく内側からも自分の美しさを引き出してくれる点です。日本人の間だけではなく、外国人の方からも注目を集めています。着物は、日本人の黒髪や黒い瞳、小柄な体型によく似合う衣装です。これまでは、自分で着るのが難しい、長く着ていると帯が苦しい、着て行く場所を選ぶと考える人が多く、敷居の高いイメージがありましたが、最近では日常的に着物を着る人たちも増えてきています。着物は外見を美しく見せてくれるだけではなく、着物を着ることによって所作も美しくなる、内面から出て来る美しさが感じられる点が魅力です。着物を着ることで動きが制限されますので、歩き方や物の取り方、座り方などの所作を身に付ける必要があります。その所作が着物を着た女性の凛とした美しさにつながります。

着物はシーンに応じて選ぶ必要がある

着物と一言で言っても、どの目的のために着るのかによって違うものを選ばなければなりません。また、着物は礼装着、略式礼装、訪問着、普段着など大きく分けて4つに分けることができます。礼装は、結婚式やお葬式などで着る黒留袖や本振袖、喪服があります。略式礼装は、色留袖や振袖、訪問着、色無地などがあります。外出着は付け下げや紬の訪問着などです。浴衣や絣、紬、ウール、木綿などの素材でできた浴衣や街着は普段に着られます。最も格が高いのが礼装着で、低いのが普段着です。柄や素材によっても季節感を楽しめ、個性を表現することができます。帯留め、半襟、草履、バッグなどの小物の選び方でも印象が変わってきますし、着物自体に使われている素材や柄によっても、季節に合わせたふさわしい装いが可能です。

季節に合わせた着物の選び方の極意

着物は、着るシーンによってどの格のものを着るべきかが決まっているだけでなく、季節に合わせた素材選びや柄選びをする必要があります。秋口から春にかけての時期は、裏地付きの袷の着物を着用します。6月と9月は裏地がついていない単衣の着物、7月と8月の最も暑い時期には薄物を着用します。季節によって着物の生地を選ぶことで、寒い時期でも暑い時期でも快適に着ることができます。着物の生地だけでなく、柄についても季節感を考えて選ぶ必要があります。一般的には、半月からひと月先の季節を取り入れた柄を選ぶことがおしゃれだとされています。例えば、2月には桃や紅梅などの柄を着ると良いのですが、それぞれの月に合わせたものを用意しなければならないため、季節を問わない柄を選んでおけば無難に着こなせます。